この度当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきましては、発生より今もなお収束に届かず、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さま、地域の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
【令和4年2月16日時点】
認知症治療病棟 入院患者様 45名陽性
うち2名転院、1名死亡退院
32名の方の待機期間が解除となっています。
昨日、解除延期となられている患者様のなかで、肺炎像の残存あり、1名ご紹介の上、転院となり
ました。基礎疾患に糖尿病をお持ちでした。合併症をお持ちの方については、最初は軽度の症
状で、そのまま軽快されるかと思われても、今回のように後半で、再び症状が悪化されることがあり
ます。これも、今回経験し、改めて実感しました。今後も急性期を過ぎられてからのご病状の経過
について、注意深く診ていきたいと思います。
認知症治療病棟関連 職員 23名陽性(最終確認日2/8)全員解除(学生を含む)
認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査(1/30~2/3) 146名実施 すべて陰性
本日で自宅療養中であった職員は全員復帰となりました。まだ、認知症治療病棟はクラスター
の解除とはなっておりませんので、他部署からの応援人員は必要ですが、もとの顔ぶれが全員揃
い、本当にうれしいです。閉鎖された空間で長く過ごされる患者様方が、少しでも楽しみを感じら
れるような工夫をみんなで考えていきたいと思います。
病院全体の動きとしましては、2/14(月)より2/18(金)まで、DPAT(県立こころの医療センター様、あおば病院様、八代更生病院様、益城病院様より派遣していただきます。)の方々に来ていただいております。
先ほど今日の3人の方々にお会いできました。皆さん、穏やかで落ち着かれていて、朝からバタついていた私の心をほっとさせてもらいました。今日もよろしくお願いします。
私も、今週から外来診察を再開させていただきました。長いお付き合いの患者様のお一人が、「先生たちやスタッフの人たちも忙しそうにしとんなるけん、できるだけ頑張って甘えんごつしとった」と言われ、(こんなに無理させてしまって)という、申し訳ない気持ちと、ご自身の心の中で私たちのことまで思ってもらって頑張って下さっていたことが、切なくてありがたくて涙が出そうになりました。
平成病院(旧坂本病院)のシンボルマークは、病院全体をあらわすグリーンと医者と職員をあらわすブルーと患者様をあらわすオレンジの6角形が組み合わさったものです。三者一体をあらわしており、この患者様のお話をきいて、全くこのとおりだと深く思いました。S27年1月11日の開業以来、多くの地域の方々、患者様方に支えられて今日があります。3つのうちのどれかが良い時も悪い時もお互いに支えあいながら、「いつも変わらずここにある」平成病院でありたいと思います。
病院全体が動き出し、皆様のお知りになりたい情報のニーズがひろがっていると思われます。ホームページでのご報告は限られておりますので、何かご不明な点がございましたら、お手数ですが、当院までお問い合わせいただきますようお願い申しあげます。