この度当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきましては、発生より今もなお収束に届かず、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さま、地域の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
【令和4年2月15日時点】
認知症治療病棟 入院患者様 45名陽性
うち1名転院、1名死亡退院
32名の方の待機期間が解除となっています。
陽性となられた患者様につきまして、順調に解除の日を迎えられる方が多い中、微熱などの症
状のために延長される場合があります。その中には基礎疾患によるもの、自律神経調節障害によ
り体温調節が日頃より難しい方も含まれています。また、発熱のピークは過ぎたとしても、肺病変
は残存し、しばらく経って症状が再燃することも考えられます。まずは、コロナ関連の症状遷延か
の鑑別と症状悪化や再燃の有無を早期に確認していきたいと考えます。引き続き、八代保健所
様、専門医療機関様には大変お世話になりますが、ご指導、ご協力を仰ぎながら対応してまいりま
す。
認知症治療病棟関連 職員 23名陽性(最終確認日2/8)
18名が復帰しました。
認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査(1/30~2/3) 146名実施 すべて陰性
病院全体の動きとしましては、2/14(月)より2/18(金)まで、DPAT(県立こころの医療センター様、あおば病院様、八代更生病院様、益城病院様より派遣していただきます。)の方々に来ていただいております。
来られた方たちは、みなさん精神科病院の方々ですので、当院の職員と、同じ職種同士の先輩や後輩、お知り合いの方もおられるとのことでした。こんな時に、熊本県の精神科病院の横のつながりを身近に感じ、困ったときにこころよく協力してくださる関係性と、そこに働く私たちそれぞれの職種同士のつながりを本当にありがたいと思います。
当院もいつか逆の立場で何かお力になれるときもあるかと思います。決してご恩を忘れることなく、今は目の前の自分たちのやるべきことをしっかりと着実におこなっていこうと思います。
また、職員の3回目のワクチン接種はこれまでに102名終了しました。副反応を考慮して、人員不足のなか翌日に休みを取ってもらうため、夜勤明けに接種していく職員もいます。職員たちの顔も、様々な不安を抱えながらも、外来の再始動とともに気持ちを切りかえ、はりきってくれているように見えます。そしてクラスター発生の病棟に詰めて頑張っている職員たちと気持ちはいつも一緒です。この危機を何とかみんなで乗り越えていきたいと思います。
病院全体が動き出し、皆様のお知りになりたい情報のニーズがひろがっていると思われます。ホームページでのご報告は限られておりますので、何かご不明な点がございましたら、お手数ですが、当院までお問い合わせいただきますようお願い申しあげます。