この度当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきましては、発生より今もなお収束に届かず、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さま、地域の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
【令和4年2月12日時点】
認知症治療病棟 入院患者様 42名陽性(うち2名転院)
2/11までの時点で28名の陽性患者様の待機期間が解除となりました。
クラスター収束の要件としましては、最終の陽性確認の方の待機期間解除日から一定期間の観察
の後、発病者がないことを確認したうえで達成されるときいております。
昨日は、2名の方の陽性結果がありました。うち1名の方は、内服治療薬を開始しています。確実
に近づいてきた収束の日まで、引き続きしっかりと経過をみていきます。
認知症治療病棟関連 職員 23名陽性(最終確認日2/8)
現在16名が復帰しております。
認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査(1/30~2/3) 146名実施 すべて陰性
本日は休日で、病院全体の大きな動きはありません。
クラスター発生後、このことは、平成会にとって、大きな試練であるとともに、生まれかわるためのチャンスを頂いたと考えてきました。
感染対策のみならず、法人全体の危機管理、日常診療における隅々までの管理体制、職員たちの非常時の補償などあらゆる場面で、これまで見えていなかったところが、クラスター発生のなかで浮き彫りにされました。どんなに準備をしていたつもりでも、実際の状況のなかには様々なことが絡み合い、臨機応変に各人が考え、判断し、即実行することが必要です。しかも全員の方向性はバラバラであってはなりません。
結果として、患者様、ご家族様に多大なご迷惑、ご心配をおかけすることとなり、痛恨の極みです。転院ご紹介となられた患者様方をはじめ、入院患者様、外来の患者様には、これからの平成会の姿勢や取り組みをもって、信頼や安心をお届けしていく他はないと考えております。今こそ、感謝・敬愛・向上・信頼の理念のもと襟を正してまいります。
まだなお、多くの皆さまのお力をお借りしながらの状況ではありますが、1日も早く当院のあるべき姿を取り戻し、ご恩を地域医療への貢献に変え、お返しできるよう、職員一丸となって頑張ってまいります。
何卒よろしくお願い申し上げます。