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医療法人社団 平成会 平成病院
〒866-0895
熊本県八代市大村町720-1
TEL.0965-32-8171
FAX.0965-32-8172
心療内科・精神科・内科・放射線科
122571
 

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【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第9報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第9報)
 
 この度当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきましては、発生より今もなお、新規感染を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さま、地域の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月6日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 36名陽性(うち1名は1/27転院、前日より増加なし)
 本日、微熱の患者様が1名あり、抗原検査を実施予定です。
 その他のすでに感染陽性の方にも微熱の方が数名あり、また1名酸素吸入(1ℓ)が必要な状況
です。脱水や合併症に十分注意して、引き続き経過をみてまいります。
     コロナ感染症の治療薬を使用し、終了されたされた方もお変わりなく過ごされています。まだ
    臥床傾向の方につきましては、離床を促しながらも、ご病状の経過を注意深く観察していきま  
    す。
 
 認知症治療病棟関連 職員 22名陽性(前日より新規なし)
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
     実施期間(1/30~2/3) 計146名実施  すべて陰性 
 
 昨日からの主な動きとしましては、今朝より、2/7~10までの期間で、DPAT3名の方(県立こころの医療センターより1名、明生病院より2名)が来て下さいました。早速、後方支援として精神科一般病棟にお手伝いいただいております。各病院様も人員不足やご多忙の中に、貴重な職員の方々を派遣していただきまして、職員一同心より感謝申し上げます。
本日より、どうぞよろしくお願い致します。
 
 病院全体としましては、今週の状況をみながら、外来診療体制を徐々に戻していきたいと考えております。非常勤の先生方にもお手伝いいただきながら、外来患者様へのご迷惑、ご負担を少しでも軽減していきたいと思います。ただし、まだ、流動的ですので、決定いたしましたら、改めて表示させていただきます。どうか、もうしばらく、ご理解ご協力のほどをお願い申し上げます。
 
 皆さま方には、なかなか良いご報告ができず、申し訳ありません。
 発症からのコロナ感染症の自然な経過のなかで、軽症とはいえ、急に悪化されることのある高齢者の方々のリスクには、毎日戸惑うばかりでした。日ごとの患者様のご病状の改善とともに、看護、ケアにおいて職員たちも徐々に落ち着きを取り戻しております。患者様のお元気なお姿が私たちの毎日の励みになります。職員の感染の収束も含めて、1日でも早く、皆様に安心をお届けできるよう、気持ちを緩めることなく精進してまいります。
 
令和4年2月7日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第8報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第8報)
 
 この度当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきましては、発生より12日経った今もなお、新規感染を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さま、地域の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月5日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 36名陽性(うち1名は1/27転院、前日より2名増加)
      昨日、微熱の患者様が3名あり、抗原検査を実施し、2名の方に陽性を確認しました。今朝は
     お二人のうち、お一人は平熱、もうお一人は37.1℃です。やはりご高齢で体力低下あり、注意
     深く観察してまいります。
  その他のすでに感染陽性の方にも1名有熱者あり、酸素吸入(1ℓ)が必要な状況です。合併症
 に十分注意して、引き続き経過をみます。
 
      2/1夕よりコロナ感染症の治療薬を開始された方は、投与期間が5日間ですので、本日の朝
     で終了です。3名のうち1名の方が食思低下にて中断されています。
      今回の経験をとおして、今後の治療薬の選択、適応につきましては、それぞれの患者様の状
     態について十分吟味して決定してまいります。
 
 認知症治療病棟関連 職員 22名陽性(前日より新規なし)
  現在、グリーンゾーンの職員もPPEで動いております。認知症治療病棟に入る職員たちは、
 皆自分の家にウイルスを持ち込むリスクを抱えながらも懸命に頑張っています。他部署、多職
 種の職員から当病棟に配置しましたメンバーにつきましては、今後、自宅療養中の職員の復帰
 の数に合わせて、濃厚接触者同様の対応としまして、5日間自宅待機のうえ、抗原検査施行し
 陰性確認後、元の部署へ戻る予定です。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
      実施期間(1/30~2/3) 計146名実施  すべて陰性 
    
 昨日からの主な動きとしましては、1/26発症の患者様の待機期間が10日目を迎えたことから、保健所からのご指示により保健所へ経過報告書を提出しております。1/27に1名の重症の方が転院されましたが、その他の6名の皆さまはお元気に過ごされています。   
 また今後も次々と、発症日をday0として、10日目を迎える方々が増えてまいります。その中には、合併症により治療が長引いておられる方もあり、その場合は、症状軽快後、一定期間経過した後に隔離解除となっていくと思われます。
 
 今日もデイルームは穏やかな空気が流れておりました。病室で臥床されている患者様は、11名おられ、そのうち、コロナ感染後より臥床傾向となられた方は5名、その他の方はコロナ感染以前から合併症をお持ちの方々です。若い方でもけがや病気で数日臥床されると、下肢の筋力が目に見えて衰えます。ご高齢の方であればさらに著明です。状態の落ち着かれた患者様から、できるだけ早くに少しずつ離床にむけて働きかけていく予定です。
 
 今日は、日曜日で、外来はシーンとしています。入院中の患者様にとっても、普段の日曜日であれば、作業療法などの診療プログラムのない、ゆっくりとした1日ですが、おそらく今日は、先週にひきつづき、いろんな職種や多部署からの顔ぶれで、どことなく違った日曜日となっていることでしょう。毎日本部で、当日の夜勤と翌日の日勤のメンバーを調整し、決定します。今日はだれが夜勤かなと思いながら、職種を超えて協力してくれる職員たちに頭が下がります。一方で、来週半ばから復帰してくる職員たちの顔をみるのが楽しみです。きっと、これまで以上に頑張ってくれることと思います。
 ひきつづき、皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、今しばらく、ご理解のうえ、ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
令和4年2月6日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第7報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第7報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月4日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 34名陽性(うち1名は1/27転院、前日より2名増加)
     昨日、実施した有熱者4名の方の抗原検査の結果、2名の方に陽性を確認しました。
    お二人とも、その後平熱となられていますが、ご高齢で体力低下があられるため、注意深く観察   
    してまいります。
 その他のすでに感染陽性の方にも有熱者がみられますが、現在酸素吸入が必要な方はおられません。合併症に十分注意して、引き続き経過をみます。
     1/31より開始したコロナ感染症の治療薬は、投与期間が5日間ですので、本日の朝で終了で
    す。使用した印象ですが、重症化は軽減した可能性はありますが、一方で、大きなカプセル錠
    剤を4カプセルずつ内服していただくことは、認知機能が低下している患者様にとっては、誤嚥
    の恐れや、怖がって抵抗されるなど、与薬の難しさがありました。
     また、中には食欲が落ちてしまわれた患者様もあり、やむなく中断となった方もおられます。
    総じて、食思低下が現れた患者様のほかは状態悪化はなく、投与期間終了後もひきつづき経過
    をみていきたいと思います。
 
 認知症治療病棟関連 職員 22名陽性(前日より1名増加)
 増加の1名は、2/3夜発熱あり、2/4他医療機関で抗原検査を受け陽性との報告でした。
やはり、前回のPCR検査の際は陰性となっており、その後の経過で新規に感染した可能
性もあります。現在はグリーンゾーンの職員もPPEで動いております。最小限の人数しか
配置できませんが、それでも、空いた時間に環境の消毒を常時繰り返し行っております。
考えられることを毎日検討し、改善しながら職員の感染拡大防止に努めます。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
      1/30  75名実施      75名陰性
      1/31  65名(+1名)実施   65名陰性 (+1名)は、認知症治療病棟関連者
      2/1   4名実施       4名陰性
      2/2   1名実施      陰性
      2/3   1名実施      陰性
 
 昨日で、認知症病棟以外の全職員のPCR陰性が確認できました。これは、認知症治療棟以外の内科病棟、介護医療院、精神科一般病棟、精神科療養病棟の、診療体制や作業療法などの制限を解く安心源となりました。
 しかしながら、如何せん、他部署から可能な限り職員を認知症治療棟に導入しており、他病棟の今の状況では、まだもとの体制にはほど遠く、入院患者様方には、本当に申し訳ないと思っています。精神疾患の患者様にとって、環境の変化は大きく症状に影響します。少しでも不安を軽くして過ごしていただけるよう、看護、ケアにあたっている職員たちは笑顔を絶やさず努力しております。
 当院入院中の患者様のご家族様にも長期にわたり、ご心配をおかけしており、本当に申し訳ございません。可能な限り、患者様方のご様子を職員よりお知らせしていきますので、何卒、もうしばらく見守っていただければと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 昨日からの主な動きとしましては、2/3より職員の3回目のコロナワクチン接種を再開し、これまでに全職員203名中、56名の職員が3回目接種を終了しております。引き続き、来週も少人数ずつ、厳選して行っていきます。
 
 外来業務縮小につきまして、初診の予約の延期など多岐にわたりご迷惑をおかけしており申し訳ございません。もうしばらく現在の状況が予想されますが、来週より可能な部分から予約外来の数を増やしていく予定です。お問い合わせなどで、不備が生じる可能性がありますが、その都度対応いたしますので、何卒ご理解ご協力をお願い申し上げます。
 
 また、法人全体としましては、平成病院訪問看護ステーションは、各患者様へ電話連絡を行い、訪問と合わせてご病状変化の有無など観察させていただいております。
 地域生活相談支援センターすまいるにおきましても、最少人数を残して病院のほうへ応援にきておりますので、しばらくの期間、相談支援部はお電話のみの対応、地活はフリースペースのみ感染対策のうえ、提供させていただき、プログラムは中止とさせていただいております。
 地域の皆さまには、様々な場面で広くご迷惑をおかけしており、大変申し訳ございません。今しばらく、ご理解ご協力いただきますよう、お願い申し上げます。
 
 ひきつづき八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも関わらず、ご協力をいただいており、心より感謝申し上げます。さらに、多くの皆さまが当院の各部署関係に職員を通してあたたかいご支援、お声かけをいただいており、重ねてお礼申し上げます。
 昨日も皆さまのご厚意でたくさんの支援物資が届きました。それぞれのお名前は控えさせていただきますが、この場を借りて深謝申し上げます。ありがとうございました。
 
 発症されて、10日が経ち、順調に隔離解除に向かっている患者様が多くありますが、一方で、合併症による炎症が続き治療を継続している患者様もあります。幸い、呼吸不全などの重症者はありません。 
 中には院内感染発生以前から、終末期の時期を迎え、ご家族様との貴重な時間を過ごされるためには、このコロナ窩での面会の厳しい時期に、どのような方法があるだろうかと模索していた患者様もおられます。今回のクラスターではさらにご家族様にはご心労をおかけしております。なんとか、収束までの間、大切に大切に見守らせていただきながら、ご家族様のお気持ちにも寄り添いながら、ご様子をお伝えしていきたいと思います。
 
 毎日何かしらの報告や出来事があり、そのたびに、自らに平常心を失わぬよう戒めながら向き合っています。指示系統を行う幹部が感染陽性あるいは体調不良で出勤できなくなる場合の危機管理も整えながら、今日1日活動し、そして明日以降の変化に備えます。
 
令和4年2月5日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第6報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第6報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月3日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 32名陽性(うち1名は1/27転院)
    昨日、夜間帯で新規の有熱者が4名(37.0℃台3名、38.0℃1名)発生しました。
    今朝平熱となられた方もおられますが、本日この4名の方の抗原検査を実施します。
    すでに感染陽性の方にも有熱者がみられますが、すべて37℃台で、そのうち酸素
   吸入(0.5ℓ)が必要な方は2名です。微熱は基礎疾患や合併症にともなう炎症の遷
   延によるものと考えますが、引き続き、経過観察をおこなっていきます。
 
 認知症治療病棟関連 職員 21名陽性(前日より2名増加)
    増加2名のうち1名は、2/2夜発熱あり、2/3他医療機関で抗原検査を受け陽性。
    もう1名は、1/31発熱あり2/1他医療機関で診断されておりましたが、事務局で
   把握できておらず、ご報告が遅れました。申し訳ありません。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
      1/30  75名実施     75名陰性
      1/31  65名(+1名)実施  65名陰性 (+1名)は、認知症治療病棟関連者
      2/1   4名実施      4名陰性
      2/2   1名実施      陰性
      2/3   1名実施      結果未(1/31抗原検査にて陰性確認。認知症治
                      療棟の勤務に入っておりますので、他
                      病棟への勤務はしておりません。)  
 
 1/26のクラスター発生より10日経ちました。ピークアウトを待ち望んではいますが、現実は甘くなく、新規有熱者、職員の陽性者を認めています。厳しい感染管理を周知徹底し、また、患者様のご病状変化に注意し、診療にあたります。
 
 昨日からの主な動きとしましては、職員の3回目のコロナワクチン接種を再開いたしました。院内感染発生直前から職員の3回目の接種が始まっておりましたが、クラスターという事態となり、中断せざるを得ませんでした。人員不足、陽性者増加のなか、ワクチン接種後の副反応も予想されるため、苦渋の決断ですが、職員の感染を防止するためにも決定しました。ただし、職員の接種スケジュールを勤務時間や体調を含め、慎重に検討したうえで、昨日より7名ずつ接種しております。
 
 病院全体としましては、月初めのレセプト請求の時期となり、非常時の診療状況のため、事務的な業務が混乱を極めています。感染対策にはマニュアルがありますが、裏方の医事、経理、庶務関係には、毎日の目まぐるしい変化に加えて外来部門を担ってもらっており、休みなく頑張ってもらっています。電子カルテではない当院にとっては、つらいところですが、各部署で手伝えることを少しでもサポートしていきたいと思います。
 
 本日まで、DPAT(八代更生病院より1名、あおば病院より2名派遣いただいております。)の方たちに後方支援をお願いすることになっておりました。支援に入っていただいた病棟職員の報告によりますと、うちの職員にとっても大きな刺激になり、DPATの方々から学ばせていただくことが多々あったと聞いております。おかげさまで、患者様方も安心して過ごされたことと思います。今回の派遣の皆さまとは本日まででひと区切りとなりますが、今日1日、どうぞよろしくお願いします。
 当院の状況においては、もうしばらくDPATのお力をお借りしたく、その旨をお伝えしたところ、障がい者支援課のご尽力で、2/7~10の派遣を承諾いただきました。派遣スタッフは、熊本県立こころの医療センターと明生病院から入っていただくとお聞きしています。県内各所で要請の多い中、当院の希望を受け入れて下さり本当にありがたいです。
 自宅療養となっている職員の症状経過は個人差がありますが、1日でも早く回復して、また元気な顔で復帰してくれることを、新しい希望の光として、この窮地をみんなで乗り越えていきます。
 
 ひきつづき八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも関わらず、ご協力をいただいており、心より感謝申し上げます。さらに、多くの皆さまが当院の各部署関係に職員を通してあたたかいご支援、お声かけをいただいており、重ねてお礼申し上げます。
 
 毎日、夕方、作業療法室を対策本部として、看護部長を中心に対策会議を行っています。日中は事務局担当2、3人以外は本部に人の姿はありませんが、夕方それぞれの部署長が集まり報告と情報共有を行います。発生直後は、朝、夕と集まることがありましたが、徐々に体制が整い、それぞれの役割分担も身についてきました。
 今回の認知症治療病棟におけるクラスター発生は、災害発生同様に、情報不足が現状の把握困難につながりました。今ようやく、情報を整理しながら、それぞれのやるべき事柄を全体を俯瞰しながら取り組めています。
 
 各方面の皆さまには、大変なご迷惑、ご心配をおかけしているところですが、失われた信頼を、誠実に、1から立て直すべく、この一大事を、大きな試練とともに成長して生まれ変わる機会と私はとらえています。頭の中の整理をしながら、悪い結果についてもそこに意味を見出しながら、顔を上げて、本日も前に進みます。
 
令和4年2月4日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第5報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第5報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月2日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 32名陽性(うち1名は1/27転院)
    昨日初めて新規の発熱はありませんでした。
    感染陽性の方で有熱者1名、酸素吸入(1~2ℓ)が必要な方は3名です。
 
 認知症治療病棟関連 職員 19名陽性(前日より2名増加)
    増加2名のうち1名は、発熱あり、2/2他医療機関で診断。
    もう1名は軽い寒気があり2/2院内の抗原検査にて陽性を確認しました。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
      1/30  75名実施      75名陰性
      1/31  65名(+1名)実施   65名陰性 (+1名)は、認知症治療病棟関連者
      2/1   4名実施       4名陰性
      2/2   1名実施      陰性
(未検査 残り1名:1/31抗原検査にて陰性確認。認知症治療棟の勤務に入っておりますので、他病棟への勤務はしておりません。)  
 
 ご報告のとおり、初めて新規の発熱を認めず、「ピークアウト」の文字が目に見える距離に近づいてきた?…のだろうか、とはやる心を抑え込んでいたところ、職員の新たな陽性の報告を受け、愕然としました。患者様方の上向きな経過と裏腹に、疲労の蓄積した職員たちのこれからの健康状態が気になります。いつもならタフで元気な職員たちの感染は、疲労からの免疫力低下も否めません。しかし、それ以上に危機感を感じたのは、職員の感染対策です。再度、見直しを致しました。グリーンゾーンの消毒、改めて職員のPPEの状況をチェック、そして何より手指消毒の徹底です。まだ甘いのだ、と忸怩たる思いです。昨日検査結果を受けて自宅待機していく職員が、「すみません」と言いました。感染対策のベテランの職員です。とんでもない、申し訳ないのはこちらの方。心身休めないまま長期化させてしまって、本当に申し訳ない思いです。残る職員は、感染陽性となっていく職員たちの日頃の頑張る姿を知っていますから、だれひとり、責める気持ちはありません。むしろ、心の中で、(少し休んでください、大事にしてください、)と思ったのは、私だけではないと思います。  
 平成会の職員の後ろには支えて下さっているご家族がいらっしゃいます。本当に、ご苦労、ご心配をおかけして申し訳ありません。責任をもって、収束を目指します。安心して勤務、あるいは自宅療養できる環境を併行して整えていきますので、何卒、ご理解のうえ、見守っていただきますようお願い申し上げます。
 不安はあっても、職員は気持ちを切りかえ、それぞれの責務を果たしてくれています。
 指導面の漏れがないよう、環境整備などに不備がないように慎重に見直してまいります。
 
 病院全体としましては、まだまだ人員不足のため、外来業務の縮小(診察診療の縮小・デイケアと作業療法の中止)、入退院の延期など大変ご迷惑をおかけしております。
 朝、さっそうと玄関を入ってこられるDPAT(八代更生病院より1名、あおば病院より2名派遣いただいております。)の方たちのお顔を拝見すると、自分にも気合が入ります。ひきづづき、後方支援を頂きながら、認知症治療病棟以外の病棟の入院患者様へのストレスを最小限に、いつもどおりの毎日を送っていただけるよう努めていきます。病棟内でのレクレーションなど、職員のアイデアを生かし、和んでいただければと思っています。
 
 クラスター発生当初より、八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にもご相談させて頂いたり、ご協力を頂き、心より感謝申し上げます。さらに、私が見えていないところにも多くの皆さまが当院の各部署関係に職員を通してご支援、お声かけいただいていると聞いております。重ねてお礼申し上げます。
 
 昨日は、思いもかけず、はるばる阿蘇やまなみ病院よりお見舞いいただきました。
 理事長の高森先生からは、「いつでも連絡を」とお気遣いいただき、短い会話の中でいろいろな意味のメッセージが心に伝わってきました。目の前のことに抗わず、やるべきことをやっていきます。患者様のご病状の軽快が何よりの喜びです。本日も、全職員、頑張ります。
      
令和4年2月3日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 

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【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第11報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第11報)
 
 この度当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきましては、発生より今もなお収束に届かず、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さま、地域の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月8日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 37名陽性(うち1名は1/27転院、前日より増加なし)
 昨日は、新規の陽性者の方はありませんでした。一方で、昨夜熱発されている方が1名あり、本日抗原検査実施予定です。発熱の方については、その他の熱源の検索もしながら、早期対応してまいります。
 また、八代保健所からご連絡いただき、2月8日までの時点で、1/27に転院された患者様を含めて、25名の陽性患者様の待機期間が解除となりました。早速、それぞれのご家族様にもご報告申し上げました。まだ、クラスターの収束までは、皆さまにはご不自由をおかけしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 認知症治療病棟関連 職員 23名陽性(前日より増加なし)
     本日までに11名が復帰しております。
 昨日も自宅療養を終えたスタッフが戻ってきてくれています。防護服越しに久しぶりに声を聴きました。もともと元気な職員でも、とても症状が強く食事も入らなかったなどの話や、味覚異常が残っている人もいて、コロナ感染症の恐ろしさを感じます。復帰後しばらくは、体調を整えながら自分のペースで頑張ってほしいと思います。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
     実施期間(1/30~2/3) 計146名実施  すべて陰性 
    
 昨日からの主な動きとしましては、2/3より職員の3回目のコロナワクチン接種を再開し、これまでに全職員203名中、70名の職員が3回目接種を終了しております。今後も少人数ずつ、厳選して行っていく予定です。
 
 ひきつづき八代保健所、八代市郡・熊本県医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも関わらず、ご協力をいただいており、心より感謝申し上げます。さらに、多くの皆さまが当院の各部署関係に職員を通してあたたかいご支援、お声かけをいただいており、重ねてお礼申し上げます。
 またDPAT(県立こころの医療センターより1名、明生病院より2名)の方々には入浴介助やレクレーションなどにも加わっていただきとても助かっています。後方支援、今日もよろしくお願いします。ありがとうございます。
 
 病院全体としましては、職員の自宅療養からの復帰と同時進行で、応援に入ってくれていた職員たちの、もとの部署へ戻るための自宅待機が必要ですので、まだ今のところ、各部署、人員は足りていない状況です。従って、入院の受け入れも現在はお断りせざるを得ない状況です。本来当院がお受けするべき診療、入院の必要性のある患者様の受け入れにつきまして、各医療機関様にはお忙しい中、大変お世話になっております。できるだけ早期に、これまでの体制に戻せるよう調整しております。誠に、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力いただきますよう、お願い申し上げます。
 
 現在、私も外来業務を縮小させていただいており、気が付くと自分で曜日がわからなくなっていたりします。定期的に外来でお会いしていた患者様にとっても、私どもにとっても、月に1度の大切な診察の日ですので、お会いできずに本当に申し訳ございません。
 明日2/10(木)より徐々に精神科・内科の外来診療体制をもとに戻しつつ、2/14(月)より初診も含め通常通りの外来診療の再開を予定しております。
 なお、クラスター収束に向けて体制は流動的ですので、変更の際には何卒ご了承いただきますよう、併せてお願い申し上げます。
 
 前に進んだり後退したりの状況が続いておりますが、何より患者様方の回復があり、それに続いて職員たちの復帰があり、毎日の積み重ねによる自分たちのスキルアップや経験が、確かな自信と力になっていると思います。そして、患者様のご家族からの温かいお声かけを聞きますと、本当にありがたく、心の支えになります。ありがとうございます。
 今後も急性期を超えても油断せず、職員一同、心を合わせて頑張ってまいります。
 
令和4年2月9日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第10報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第10報)
 
 この度当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきましては、発生より今もなお、新規感染を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さま、地域の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月7日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 37名陽性(うち1名は1/27転院、前日より1名増加)
 昨日、微熱の患者様が1名あり、抗原検査を実施し、陽性が判明しました。
その患者様ご自身は、その他の症状出現なく、今朝は平熱となられています。新規に陽性となら
れた方々には、コロナ感染症治療薬の使用も試みながら、注意深く経過をみてまいります。
 ご家族様方にとっては、会うことがかなわない現状で、一時の安心もあられないことを本当に心
苦しく思います。お電話の向こうで、「私たち家族には、何もしてあげられない、そちらにお任せするしかないのです。」と切々とお話しされるお声に胸が詰まる思いです。ご家族様のご心労をわが身にうつし、緊張感をもって患者様方皆様の治療、看護、ケアにあたってまいります。
 
 認知症治療病棟関連 職員 23名陽性(前日より1名増加)
     増加の1名は、2/6夜発熱を認め、2/7他医療機関にて抗原検査陽性との報告を受け、自宅療
    養となっております。当病棟の職員が陽性となるたびに、感染対策についての自問自答を繰り返
    します。患者様方は、マスク着用は困難ですので、患者様には申し訳ないのですが、職員は完
    全な防具対策で対応させていただいております。それでも感染の連鎖が防げていないことが今
    の現実です。疲労の蓄積した職員の体調も心配ですが、今一度、初心にかえり、現場の体制を
    見直してまいります。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
     実施期間(1/30~2/3) 計146名実施  すべて陰性 
    
 昨日からの主な動きとしましては、2/3より職員の3回目のコロナワクチン接種を再開し、これまでに全職員203名中、63名の職員が3回目接種を終了しております。今後も少人数ずつ、厳選して行っていく予定です。
 
 ひきつづき八代保健所、八代市郡・熊本県医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも関わらず、ご協力をいただいており、心より感謝申し上げます。さらに、多くの皆さまが当院の各部署関係に職員を通してあたたかいご支援、お声かけをいただいており、重ねてお礼申し上げます。
 DPAT(県立こころの医療センターより1名、明生病院より2名)の方々の応援も頼もしい限りです。ありがとうございます。
 昨日も温かいねぎらいの言葉とともに、たくさんの支援物資が届けられました。
各方面からのご支援に、心よりお礼申し上げます。そして、感謝とともに、また改めて気の引き締まる思いです。責任をもって、早期収束に努めます。
 
 病院全体としましては、昨日から数人自宅療養を終えたスタッフが戻ってきてくれています。少しはにかみながらも、復帰のあいさつをする元気な声と笑顔にみんなで喜びあいました。これと同時に、応援に入ってくれていた職員たちの、もとの部署へ戻るための自宅待機も始まっています。職員たちの復帰で現場に活気が戻ってきました。患者様の経過や状況など、しっかり申し送りをしてバトンタッチしていきます。  
 
 皆さま方には、ご心配をおかけする毎日ですが、確実に収束は近づいていると信じています。これまでの他のクラスターの事例をみても、何度目かの検査で陽性となられるケースが多くみられていることから、長期間にわたって断続的に感染が確認されることも想定し、そこは覚悟のうえ、本日も、全患者様の病状経過把握、早期対応を第一に、考えられうる限りの感染対策と、職員たちの身体、精神面の管理を怠ることなく対応を進めてまいります。
 
令和4年2月8日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第9報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第9報)
 
 この度当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきましては、発生より今もなお、新規感染を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さま、地域の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月6日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 36名陽性(うち1名は1/27転院、前日より増加なし)
 本日、微熱の患者様が1名あり、抗原検査を実施予定です。
 その他のすでに感染陽性の方にも微熱の方が数名あり、また1名酸素吸入(1ℓ)が必要な状況
です。脱水や合併症に十分注意して、引き続き経過をみてまいります。
     コロナ感染症の治療薬を使用し、終了されたされた方もお変わりなく過ごされています。まだ
    臥床傾向の方につきましては、離床を促しながらも、ご病状の経過を注意深く観察していきま  
    す。
 
 認知症治療病棟関連 職員 22名陽性(前日より新規なし)
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
     実施期間(1/30~2/3) 計146名実施  すべて陰性 
 
 昨日からの主な動きとしましては、今朝より、2/7~10までの期間で、DPAT3名の方(県立こころの医療センターより1名、明生病院より2名)が来て下さいました。早速、後方支援として精神科一般病棟にお手伝いいただいております。各病院様も人員不足やご多忙の中に、貴重な職員の方々を派遣していただきまして、職員一同心より感謝申し上げます。
本日より、どうぞよろしくお願い致します。
 
 病院全体としましては、今週の状況をみながら、外来診療体制を徐々に戻していきたいと考えております。非常勤の先生方にもお手伝いいただきながら、外来患者様へのご迷惑、ご負担を少しでも軽減していきたいと思います。ただし、まだ、流動的ですので、決定いたしましたら、改めて表示させていただきます。どうか、もうしばらく、ご理解ご協力のほどをお願い申し上げます。
 
 皆さま方には、なかなか良いご報告ができず、申し訳ありません。
 発症からのコロナ感染症の自然な経過のなかで、軽症とはいえ、急に悪化されることのある高齢者の方々のリスクには、毎日戸惑うばかりでした。日ごとの患者様のご病状の改善とともに、看護、ケアにおいて職員たちも徐々に落ち着きを取り戻しております。患者様のお元気なお姿が私たちの毎日の励みになります。職員の感染の収束も含めて、1日でも早く、皆様に安心をお届けできるよう、気持ちを緩めることなく精進してまいります。
 
令和4年2月7日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第8報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第8報)
 
 この度当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきましては、発生より12日経った今もなお、新規感染を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さま、地域の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月5日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 36名陽性(うち1名は1/27転院、前日より2名増加)
      昨日、微熱の患者様が3名あり、抗原検査を実施し、2名の方に陽性を確認しました。今朝は
     お二人のうち、お一人は平熱、もうお一人は37.1℃です。やはりご高齢で体力低下あり、注意
     深く観察してまいります。
  その他のすでに感染陽性の方にも1名有熱者あり、酸素吸入(1ℓ)が必要な状況です。合併症
 に十分注意して、引き続き経過をみます。
 
      2/1夕よりコロナ感染症の治療薬を開始された方は、投与期間が5日間ですので、本日の朝
     で終了です。3名のうち1名の方が食思低下にて中断されています。
      今回の経験をとおして、今後の治療薬の選択、適応につきましては、それぞれの患者様の状
     態について十分吟味して決定してまいります。
 
 認知症治療病棟関連 職員 22名陽性(前日より新規なし)
  現在、グリーンゾーンの職員もPPEで動いております。認知症治療病棟に入る職員たちは、
 皆自分の家にウイルスを持ち込むリスクを抱えながらも懸命に頑張っています。他部署、多職
 種の職員から当病棟に配置しましたメンバーにつきましては、今後、自宅療養中の職員の復帰
 の数に合わせて、濃厚接触者同様の対応としまして、5日間自宅待機のうえ、抗原検査施行し
 陰性確認後、元の部署へ戻る予定です。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
      実施期間(1/30~2/3) 計146名実施  すべて陰性 
    
 昨日からの主な動きとしましては、1/26発症の患者様の待機期間が10日目を迎えたことから、保健所からのご指示により保健所へ経過報告書を提出しております。1/27に1名の重症の方が転院されましたが、その他の6名の皆さまはお元気に過ごされています。   
 また今後も次々と、発症日をday0として、10日目を迎える方々が増えてまいります。その中には、合併症により治療が長引いておられる方もあり、その場合は、症状軽快後、一定期間経過した後に隔離解除となっていくと思われます。
 
 今日もデイルームは穏やかな空気が流れておりました。病室で臥床されている患者様は、11名おられ、そのうち、コロナ感染後より臥床傾向となられた方は5名、その他の方はコロナ感染以前から合併症をお持ちの方々です。若い方でもけがや病気で数日臥床されると、下肢の筋力が目に見えて衰えます。ご高齢の方であればさらに著明です。状態の落ち着かれた患者様から、できるだけ早くに少しずつ離床にむけて働きかけていく予定です。
 
 今日は、日曜日で、外来はシーンとしています。入院中の患者様にとっても、普段の日曜日であれば、作業療法などの診療プログラムのない、ゆっくりとした1日ですが、おそらく今日は、先週にひきつづき、いろんな職種や多部署からの顔ぶれで、どことなく違った日曜日となっていることでしょう。毎日本部で、当日の夜勤と翌日の日勤のメンバーを調整し、決定します。今日はだれが夜勤かなと思いながら、職種を超えて協力してくれる職員たちに頭が下がります。一方で、来週半ばから復帰してくる職員たちの顔をみるのが楽しみです。きっと、これまで以上に頑張ってくれることと思います。
 ひきつづき、皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、今しばらく、ご理解のうえ、ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
令和4年2月6日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第7報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第7報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月4日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 34名陽性(うち1名は1/27転院、前日より2名増加)
     昨日、実施した有熱者4名の方の抗原検査の結果、2名の方に陽性を確認しました。
    お二人とも、その後平熱となられていますが、ご高齢で体力低下があられるため、注意深く観察   
    してまいります。
 その他のすでに感染陽性の方にも有熱者がみられますが、現在酸素吸入が必要な方はおられません。合併症に十分注意して、引き続き経過をみます。
     1/31より開始したコロナ感染症の治療薬は、投与期間が5日間ですので、本日の朝で終了で
    す。使用した印象ですが、重症化は軽減した可能性はありますが、一方で、大きなカプセル錠
    剤を4カプセルずつ内服していただくことは、認知機能が低下している患者様にとっては、誤嚥
    の恐れや、怖がって抵抗されるなど、与薬の難しさがありました。
     また、中には食欲が落ちてしまわれた患者様もあり、やむなく中断となった方もおられます。
    総じて、食思低下が現れた患者様のほかは状態悪化はなく、投与期間終了後もひきつづき経過
    をみていきたいと思います。
 
 認知症治療病棟関連 職員 22名陽性(前日より1名増加)
 増加の1名は、2/3夜発熱あり、2/4他医療機関で抗原検査を受け陽性との報告でした。
やはり、前回のPCR検査の際は陰性となっており、その後の経過で新規に感染した可能
性もあります。現在はグリーンゾーンの職員もPPEで動いております。最小限の人数しか
配置できませんが、それでも、空いた時間に環境の消毒を常時繰り返し行っております。
考えられることを毎日検討し、改善しながら職員の感染拡大防止に努めます。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
      1/30  75名実施      75名陰性
      1/31  65名(+1名)実施   65名陰性 (+1名)は、認知症治療病棟関連者
      2/1   4名実施       4名陰性
      2/2   1名実施      陰性
      2/3   1名実施      陰性
 
 昨日で、認知症病棟以外の全職員のPCR陰性が確認できました。これは、認知症治療棟以外の内科病棟、介護医療院、精神科一般病棟、精神科療養病棟の、診療体制や作業療法などの制限を解く安心源となりました。
 しかしながら、如何せん、他部署から可能な限り職員を認知症治療棟に導入しており、他病棟の今の状況では、まだもとの体制にはほど遠く、入院患者様方には、本当に申し訳ないと思っています。精神疾患の患者様にとって、環境の変化は大きく症状に影響します。少しでも不安を軽くして過ごしていただけるよう、看護、ケアにあたっている職員たちは笑顔を絶やさず努力しております。
 当院入院中の患者様のご家族様にも長期にわたり、ご心配をおかけしており、本当に申し訳ございません。可能な限り、患者様方のご様子を職員よりお知らせしていきますので、何卒、もうしばらく見守っていただければと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 昨日からの主な動きとしましては、2/3より職員の3回目のコロナワクチン接種を再開し、これまでに全職員203名中、56名の職員が3回目接種を終了しております。引き続き、来週も少人数ずつ、厳選して行っていきます。
 
 外来業務縮小につきまして、初診の予約の延期など多岐にわたりご迷惑をおかけしており申し訳ございません。もうしばらく現在の状況が予想されますが、来週より可能な部分から予約外来の数を増やしていく予定です。お問い合わせなどで、不備が生じる可能性がありますが、その都度対応いたしますので、何卒ご理解ご協力をお願い申し上げます。
 
 また、法人全体としましては、平成病院訪問看護ステーションは、各患者様へ電話連絡を行い、訪問と合わせてご病状変化の有無など観察させていただいております。
 地域生活相談支援センターすまいるにおきましても、最少人数を残して病院のほうへ応援にきておりますので、しばらくの期間、相談支援部はお電話のみの対応、地活はフリースペースのみ感染対策のうえ、提供させていただき、プログラムは中止とさせていただいております。
 地域の皆さまには、様々な場面で広くご迷惑をおかけしており、大変申し訳ございません。今しばらく、ご理解ご協力いただきますよう、お願い申し上げます。
 
 ひきつづき八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも関わらず、ご協力をいただいており、心より感謝申し上げます。さらに、多くの皆さまが当院の各部署関係に職員を通してあたたかいご支援、お声かけをいただいており、重ねてお礼申し上げます。
 昨日も皆さまのご厚意でたくさんの支援物資が届きました。それぞれのお名前は控えさせていただきますが、この場を借りて深謝申し上げます。ありがとうございました。
 
 発症されて、10日が経ち、順調に隔離解除に向かっている患者様が多くありますが、一方で、合併症による炎症が続き治療を継続している患者様もあります。幸い、呼吸不全などの重症者はありません。 
 中には院内感染発生以前から、終末期の時期を迎え、ご家族様との貴重な時間を過ごされるためには、このコロナ禍での面会の厳しい時期に、どのような方法があるだろうかと模索していた患者様もおられます。今回のクラスターではさらにご家族様にはご心労をおかけしております。なんとか、収束までの間、大切に大切に見守らせていただきながら、ご家族様のお気持ちにも寄り添いながら、ご様子をお伝えしていきたいと思います。
 
 毎日何かしらの報告や出来事があり、そのたびに、自らに平常心を失わぬよう戒めながら向き合っています。指示系統を行う幹部が感染陽性あるいは体調不良で出勤できなくなる場合の危機管理も整えながら、今日1日活動し、そして明日以降の変化に備えます。
 
令和4年2月5日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
<<医療法人社団 平成会 平成病院>> 〒866-0895 熊本県八代市大村町720-1 TEL:0965-32-8171 FAX:0965-32-8172