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医療法人社団 平成会 平成病院
〒866-0895
熊本県八代市大村町720-1
TEL.0965-32-8171
FAX.0965-32-8172
心療内科・精神科・内科・放射線科
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【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第7報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第7報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月4日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 34名陽性(うち1名は1/27転院、前日より2名増加)
     昨日、実施した有熱者4名の方の抗原検査の結果、2名の方に陽性を確認しました。
    お二人とも、その後平熱となられていますが、ご高齢で体力低下があられるため、注意深く観察   
    してまいります。
 その他のすでに感染陽性の方にも有熱者がみられますが、現在酸素吸入が必要な方はおられません。合併症に十分注意して、引き続き経過をみます。
     1/31より開始したコロナ感染症の治療薬は、投与期間が5日間ですので、本日の朝で終了で
    す。使用した印象ですが、重症化は軽減した可能性はありますが、一方で、大きなカプセル錠
    剤を4カプセルずつ内服していただくことは、認知機能が低下している患者様にとっては、誤嚥
    の恐れや、怖がって抵抗されるなど、与薬の難しさがありました。
     また、中には食欲が落ちてしまわれた患者様もあり、やむなく中断となった方もおられます。
    総じて、食思低下が現れた患者様のほかは状態悪化はなく、投与期間終了後もひきつづき経過
    をみていきたいと思います。
 
 認知症治療病棟関連 職員 22名陽性(前日より1名増加)
 増加の1名は、2/3夜発熱あり、2/4他医療機関で抗原検査を受け陽性との報告でした。
やはり、前回のPCR検査の際は陰性となっており、その後の経過で新規に感染した可能
性もあります。現在はグリーンゾーンの職員もPPEで動いております。最小限の人数しか
配置できませんが、それでも、空いた時間に環境の消毒を常時繰り返し行っております。
考えられることを毎日検討し、改善しながら職員の感染拡大防止に努めます。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
      1/30  75名実施      75名陰性
      1/31  65名(+1名)実施   65名陰性 (+1名)は、認知症治療病棟関連者
      2/1   4名実施       4名陰性
      2/2   1名実施      陰性
      2/3   1名実施      陰性
 
 昨日で、認知症病棟以外の全職員のPCR陰性が確認できました。これは、認知症治療棟以外の内科病棟、介護医療院、精神科一般病棟、精神科療養病棟の、診療体制や作業療法などの制限を解く安心源となりました。
 しかしながら、如何せん、他部署から可能な限り職員を認知症治療棟に導入しており、他病棟の今の状況では、まだもとの体制にはほど遠く、入院患者様方には、本当に申し訳ないと思っています。精神疾患の患者様にとって、環境の変化は大きく症状に影響します。少しでも不安を軽くして過ごしていただけるよう、看護、ケアにあたっている職員たちは笑顔を絶やさず努力しております。
 当院入院中の患者様のご家族様にも長期にわたり、ご心配をおかけしており、本当に申し訳ございません。可能な限り、患者様方のご様子を職員よりお知らせしていきますので、何卒、もうしばらく見守っていただければと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 昨日からの主な動きとしましては、2/3より職員の3回目のコロナワクチン接種を再開し、これまでに全職員203名中、56名の職員が3回目接種を終了しております。引き続き、来週も少人数ずつ、厳選して行っていきます。
 
 外来業務縮小につきまして、初診の予約の延期など多岐にわたりご迷惑をおかけしており申し訳ございません。もうしばらく現在の状況が予想されますが、来週より可能な部分から予約外来の数を増やしていく予定です。お問い合わせなどで、不備が生じる可能性がありますが、その都度対応いたしますので、何卒ご理解ご協力をお願い申し上げます。
 
 また、法人全体としましては、平成病院訪問看護ステーションは、各患者様へ電話連絡を行い、訪問と合わせてご病状変化の有無など観察させていただいております。
 地域生活相談支援センターすまいるにおきましても、最少人数を残して病院のほうへ応援にきておりますので、しばらくの期間、相談支援部はお電話のみの対応、地活はフリースペースのみ感染対策のうえ、提供させていただき、プログラムは中止とさせていただいております。
 地域の皆さまには、様々な場面で広くご迷惑をおかけしており、大変申し訳ございません。今しばらく、ご理解ご協力いただきますよう、お願い申し上げます。
 
 ひきつづき八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも関わらず、ご協力をいただいており、心より感謝申し上げます。さらに、多くの皆さまが当院の各部署関係に職員を通してあたたかいご支援、お声かけをいただいており、重ねてお礼申し上げます。
 昨日も皆さまのご厚意でたくさんの支援物資が届きました。それぞれのお名前は控えさせていただきますが、この場を借りて深謝申し上げます。ありがとうございました。
 
 発症されて、10日が経ち、順調に隔離解除に向かっている患者様が多くありますが、一方で、合併症による炎症が続き治療を継続している患者様もあります。幸い、呼吸不全などの重症者はありません。 
 中には院内感染発生以前から、終末期の時期を迎え、ご家族様との貴重な時間を過ごされるためには、このコロナ窩での面会の厳しい時期に、どのような方法があるだろうかと模索していた患者様もおられます。今回のクラスターではさらにご家族様にはご心労をおかけしております。なんとか、収束までの間、大切に大切に見守らせていただきながら、ご家族様のお気持ちにも寄り添いながら、ご様子をお伝えしていきたいと思います。
 
 毎日何かしらの報告や出来事があり、そのたびに、自らに平常心を失わぬよう戒めながら向き合っています。指示系統を行う幹部が感染陽性あるいは体調不良で出勤できなくなる場合の危機管理も整えながら、今日1日活動し、そして明日以降の変化に備えます。
 
令和4年2月5日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第6報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第6報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月3日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 32名陽性(うち1名は1/27転院)
    昨日、夜間帯で新規の有熱者が4名(37.0℃台3名、38.0℃1名)発生しました。
    今朝平熱となられた方もおられますが、本日この4名の方の抗原検査を実施します。
    すでに感染陽性の方にも有熱者がみられますが、すべて37℃台で、そのうち酸素
   吸入(0.5ℓ)が必要な方は2名です。微熱は基礎疾患や合併症にともなう炎症の遷
   延によるものと考えますが、引き続き、経過観察をおこなっていきます。
 
 認知症治療病棟関連 職員 21名陽性(前日より2名増加)
    増加2名のうち1名は、2/2夜発熱あり、2/3他医療機関で抗原検査を受け陽性。
    もう1名は、1/31発熱あり2/1他医療機関で診断されておりましたが、事務局で
   把握できておらず、ご報告が遅れました。申し訳ありません。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
      1/30  75名実施     75名陰性
      1/31  65名(+1名)実施  65名陰性 (+1名)は、認知症治療病棟関連者
      2/1   4名実施      4名陰性
      2/2   1名実施      陰性
      2/3   1名実施      結果未(1/31抗原検査にて陰性確認。認知症治
                      療棟の勤務に入っておりますので、他
                      病棟への勤務はしておりません。)  
 
 1/26のクラスター発生より10日経ちました。ピークアウトを待ち望んではいますが、現実は甘くなく、新規有熱者、職員の陽性者を認めています。厳しい感染管理を周知徹底し、また、患者様のご病状変化に注意し、診療にあたります。
 
 昨日からの主な動きとしましては、職員の3回目のコロナワクチン接種を再開いたしました。院内感染発生直前から職員の3回目の接種が始まっておりましたが、クラスターという事態となり、中断せざるを得ませんでした。人員不足、陽性者増加のなか、ワクチン接種後の副反応も予想されるため、苦渋の決断ですが、職員の感染を防止するためにも決定しました。ただし、職員の接種スケジュールを勤務時間や体調を含め、慎重に検討したうえで、昨日より7名ずつ接種しております。
 
 病院全体としましては、月初めのレセプト請求の時期となり、非常時の診療状況のため、事務的な業務が混乱を極めています。感染対策にはマニュアルがありますが、裏方の医事、経理、庶務関係には、毎日の目まぐるしい変化に加えて外来部門を担ってもらっており、休みなく頑張ってもらっています。電子カルテではない当院にとっては、つらいところですが、各部署で手伝えることを少しでもサポートしていきたいと思います。
 
 本日まで、DPAT(八代更生病院より1名、あおば病院より2名派遣いただいております。)の方たちに後方支援をお願いすることになっておりました。支援に入っていただいた病棟職員の報告によりますと、うちの職員にとっても大きな刺激になり、DPATの方々から学ばせていただくことが多々あったと聞いております。おかげさまで、患者様方も安心して過ごされたことと思います。今回の派遣の皆さまとは本日まででひと区切りとなりますが、今日1日、どうぞよろしくお願いします。
 当院の状況においては、もうしばらくDPATのお力をお借りしたく、その旨をお伝えしたところ、障がい者支援課のご尽力で、2/7~10の派遣を承諾いただきました。派遣スタッフは、熊本県立こころの医療センターと明生病院から入っていただくとお聞きしています。県内各所で要請の多い中、当院の希望を受け入れて下さり本当にありがたいです。
 自宅療養となっている職員の症状経過は個人差がありますが、1日でも早く回復して、また元気な顔で復帰してくれることを、新しい希望の光として、この窮地をみんなで乗り越えていきます。
 
 ひきつづき八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも関わらず、ご協力をいただいており、心より感謝申し上げます。さらに、多くの皆さまが当院の各部署関係に職員を通してあたたかいご支援、お声かけをいただいており、重ねてお礼申し上げます。
 
 毎日、夕方、作業療法室を対策本部として、看護部長を中心に対策会議を行っています。日中は事務局担当2、3人以外は本部に人の姿はありませんが、夕方それぞれの部署長が集まり報告と情報共有を行います。発生直後は、朝、夕と集まることがありましたが、徐々に体制が整い、それぞれの役割分担も身についてきました。
 今回の認知症治療病棟におけるクラスター発生は、災害発生同様に、情報不足が現状の把握困難につながりました。今ようやく、情報を整理しながら、それぞれのやるべき事柄を全体を俯瞰しながら取り組めています。
 
 各方面の皆さまには、大変なご迷惑、ご心配をおかけしているところですが、失われた信頼を、誠実に、1から立て直すべく、この一大事を、大きな試練とともに成長して生まれ変わる機会と私はとらえています。頭の中の整理をしながら、悪い結果についてもそこに意味を見出しながら、顔を上げて、本日も前に進みます。
 
令和4年2月4日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第5報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第5報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月2日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 32名陽性(うち1名は1/27転院)
    昨日初めて新規の発熱はありませんでした。
    感染陽性の方で有熱者1名、酸素吸入(1~2ℓ)が必要な方は3名です。
 
 認知症治療病棟関連 職員 19名陽性(前日より2名増加)
    増加2名のうち1名は、発熱あり、2/2他医療機関で診断。
    もう1名は軽い寒気があり2/2院内の抗原検査にて陽性を確認しました。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
      1/30  75名実施      75名陰性
      1/31  65名(+1名)実施   65名陰性 (+1名)は、認知症治療病棟関連者
      2/1   4名実施       4名陰性
      2/2   1名実施      陰性
(未検査 残り1名:1/31抗原検査にて陰性確認。認知症治療棟の勤務に入っておりますので、他病棟への勤務はしておりません。)  
 
 ご報告のとおり、初めて新規の発熱を認めず、「ピークアウト」の文字が目に見える距離に近づいてきた?…のだろうか、とはやる心を抑え込んでいたところ、職員の新たな陽性の報告を受け、愕然としました。患者様方の上向きな経過と裏腹に、疲労の蓄積した職員たちのこれからの健康状態が気になります。いつもならタフで元気な職員たちの感染は、疲労からの免疫力低下も否めません。しかし、それ以上に危機感を感じたのは、職員の感染対策です。再度、見直しを致しました。グリーンゾーンの消毒、改めて職員のPPEの状況をチェック、そして何より手指消毒の徹底です。まだ甘いのだ、と忸怩たる思いです。昨日検査結果を受けて自宅待機していく職員が、「すみません」と言いました。感染対策のベテランの職員です。とんでもない、申し訳ないのはこちらの方。心身休めないまま長期化させてしまって、本当に申し訳ない思いです。残る職員は、感染陽性となっていく職員たちの日頃の頑張る姿を知っていますから、だれひとり、責める気持ちはありません。むしろ、心の中で、(少し休んでください、大事にしてください、)と思ったのは、私だけではないと思います。  
 平成会の職員の後ろには支えて下さっているご家族がいらっしゃいます。本当に、ご苦労、ご心配をおかけして申し訳ありません。責任をもって、収束を目指します。安心して勤務、あるいは自宅療養できる環境を併行して整えていきますので、何卒、ご理解のうえ、見守っていただきますようお願い申し上げます。
 不安はあっても、職員は気持ちを切りかえ、それぞれの責務を果たしてくれています。
 指導面の漏れがないよう、環境整備などに不備がないように慎重に見直してまいります。
 
 病院全体としましては、まだまだ人員不足のため、外来業務の縮小(診察診療の縮小・デイケアと作業療法の中止)、入退院の延期など大変ご迷惑をおかけしております。
 朝、さっそうと玄関を入ってこられるDPAT(八代更生病院より1名、あおば病院より2名派遣いただいております。)の方たちのお顔を拝見すると、自分にも気合が入ります。ひきづづき、後方支援を頂きながら、認知症治療病棟以外の病棟の入院患者様へのストレスを最小限に、いつもどおりの毎日を送っていただけるよう努めていきます。病棟内でのレクレーションなど、職員のアイデアを生かし、和んでいただければと思っています。
 
 クラスター発生当初より、八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にもご相談させて頂いたり、ご協力を頂き、心より感謝申し上げます。さらに、私が見えていないところにも多くの皆さまが当院の各部署関係に職員を通してご支援、お声かけいただいていると聞いております。重ねてお礼申し上げます。
 
 昨日は、思いもかけず、はるばる阿蘇やまなみ病院よりお見舞いいただきました。
 理事長の高森先生からは、「いつでも連絡を」とお気遣いいただき、短い会話の中でいろいろな意味のメッセージが心に伝わってきました。目の前のことに抗わず、やるべきことをやっていきます。患者様のご病状の軽快が何よりの喜びです。本日も、全職員、頑張ります。
      
令和4年2月3日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第4報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第4報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月1日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 32名陽性(うち1名は1/27転院、前日より4名増加)
       新たに微熱の方3名抗原検査施行し、3名とも陽性
       発熱はないが疑われる方2名PCR検査提出し、うち1名陽性
 
 認知症治療病棟関連 職員    17名陽性(前日より2名増加)
       2名増加のうち1名は、前回検査まで陰性でしたが、発熱あり、抗原検査にて陽性の結果
       でした。
       もう1名は認知症治療棟へ勤務後、体調不良のため出勤しておらず、下記の認知症治
       病棟以外の全職員のPCR検査に加えて1/31に提出しております。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
       1/30  75名実施      75名陰性
       1/31  65名(+1名)実施  65名陰性 (+1名)は、認知症治療病棟関連者
       2/1   4名実施       4名陰性
        (未検査 残り2名)  
 
 コロナウイルス感染症の内服治療薬が昨日も5名分届きました。発症日をday0とし、経過をみていきますが、できれば早期に使用したいため、微熱の方3名の抗原検査、発熱はないものの、合併症のリスクの高い方2名にPCR検査を実施しました。残念ながら、微熱の方は3名とも陽性でした。また、発熱はないがリスクの高い方1名も陽性でした。どの方も前回までの検査では陰性であった方々です。しかし、大切なのは、新規感染の拡大を少しでも早く確認して患者様の治療を行うことですので、早速、内服可能な3名の方々にはご家族の同意を頂き、昨夕より与薬を開始し、前日から内服開始となった5名の皆さまも含め、8名の方々に大きな副作用などの変化なく順調に経過されています。引き続き、注意深く観察していきます。
 
 認知症治療病棟内は、大きなデイルームとそれを囲むように病室があります。患者様方が自由に歩かれるように病室の前がなだらかなカーブの廊下となっています。現在、日中はほとんどの方が中庭の見えるデイルームで過ごされています。数名の方は、病室で臥床されており、その中で酸素吸入が必要な方は2名です。いずれも今朝は、低流量となっており、報告を受けて朝から何だか元気をもらいました。患者様方のケアを、他部署から色々な職種の職員が一生懸命、お顔と名前を覚えながら、優しく関わってくれています。少しずつですが、病棟内の空気がやわらかくなってきた印象を受けました。
 
 病院全体としましては、まだまだ人員不足のため、本日も外来業務の縮小(診察診療の縮小・デイケアと作業療法の中止)と、DPAT(八代更生病院より1名、あおば病院より2名派遣いただいております。)のお力を借りて、認知症治療病棟以外の病棟の入院患者様へのストレスを最小限に、いつもどおりの毎日を送っていただけるよう努めたいと思います。
 
 クラスター発生当初より、八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも温かい励ましのお言葉、ご協力をいただいており、心より感謝申し上げます。
 
 当院の状況をご心配いただく声や、ねぎらいのお言葉を頂くたびに、申し訳ない気持ちと同じくらい、
1日でも早く皆さまに安心していただくために頑張らねば!という力が湧いてきます。本当にありがとうございます。職員一同、こころと力を合わせて本日も頑張ります。
      
令和4年2月2日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第3報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第3報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 早速ですが、昨日からの経過をご報告申し上げます。
 患者様、ご家族様、地域の方々には、当院からの情報伝達が不十分なため、連日ご心配をおかけしておりますが、どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り、対応させていただきます。何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
 令和4年1月31日時点で、入院患者様28名(うち1名は1/27転院)、職員15名(前日より1名増加)の感染が確認されました。
 八代保健所のご指導の下、1月30日実施された75名の職員のうち12名が陰性、残りの63名の提出分は結果待ちの状況でしたが、昨日全員の陰性との報告を受けました。
 31日も引き続き認知症病棟以外の全職員のPCR検査を66名実施し、結果を待っている状況です。残りの検査対象者は6名です。八代保健所・医師会のご配慮で、無理を押して一日に多数の検査をおこなっていただいており、本当にありがとうございます。
 
 結果待ちであった全員が陰性との安堵の知らせもつかの間で、午後、認知症治療棟の職員1名の感染が判明しました。当職員は、初めの病棟関係者一斉のPCR検査にて陰性の結果を受けていましたが、その後、発熱あり、他医療機関において抗原検査にて陽性と判定されました。発熱した時点で病棟への勤務はしておりませんが、一旦陰性と判定された後の感染陽性の報告に詰所内の空気のながれが一瞬止まりました。「明日は我が身」という言葉がみんなの心に浮んだことでしょう。当職員の体調も気になりますが、療養中の職員の健康管理の担当者にしっかりとフォローはゆだねて、気持ちを切りかえて仕事モードに戻しました。
 
 クラスター発生の認知症病棟につきましては、昨日待望の内服治療薬が5名様分到着しました。薬剤部が機転を利かせて立ち回ってくれたおかげです。本薬剤の流通が不安定とのことで、保健所からもご心配いただきました。ありがとうございます。
 何分、新薬であり、適応、効果、副作用についてまだわかっていないリスクがあります。しかし、高齢で、合併症をお持ちの患者様に1日でも早く元気を取り戻していただくために使用することを、それぞれのご家族様にご連絡し、同意いただいた上で昨夕より開始いたしました。幸いこれまでのところ、5名様ともアレルギーなど急性の変化はみられておりません。内服の場合、使用したい患者様の中で嚥下状態の良い方となると、限られてきます。また、発症から6日目以降に開始した場合は有効性が裏付けされていないことから、それぞれの患者様によって、使用可能な期間がさらに限られます。新薬に期待しながらも、患者様にとって有害事象が出現しないか、効果がみられない可能性もあるのではないか、という緊張感をもって、注意深く、観察してまいります。
 入院患者様のご家族におかれましては、ご心配をおかけして申し訳ありません。できる限り、職員よりお電話にてご病状やご様子をお伝えするよう努めておりますが、まだまだ不十分と思います。何時でも結構です。ご心配な場合はいつでもご連絡ください。その時間に対応できない場合は、後ほどこちらから折り返しご連絡いたします。どうか、ご理解ご協力のほどをお願い申し上げます。
 
病院全体としましては、昨日は月曜でもあり、外来業務の縮小(診察診療の縮小・デイケアと作業療法の中止)については、皆様に大変ご迷惑をおかけしました。今後しばらくは、この体制かと思われます。外来・入院での精神科疾患の診療に最も大切な、患者様方との対話ができていない現状を、大変心苦しく、申し訳なく思います。現在、医師はそれぞれに役割を持ち、患者様の診療に携わっておりますので、ご病状の変化など、躊躇されずに、近くの職員にお申し出ください。できる限り迅速に対応いたしますので、どうぞよろしくお願いします。
 
 クラスター発生当初より、八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも親身になってご協力いただいており、心より感謝申し上げます。
 昨日からのDPAT(益城病院、八代更生病院より4名)派遣に引き続き、本日はあおば病院より貴重なスタッフを派遣していただくことになっています。どこの医療機関でも職員不足のある中、この窮地を救ってくださる皆さまに感謝、感謝の毎日です。ありがとうございます。この数日間、一緒に働く仲間がいる、人がいるだけでこんなに安心できるものなんだとつくづく感じています。
 
 クラスター発生時には、熊本県感染管理ネットワークを通じて、くまもと心療病院から感染管理認定看護師の方が駆けつけて下さいました。的確なアドバイスと落ち着いたお話しぶりで、不安で舞い上がっている私たちを、ふんわり軌道修正していただきました。(その後もご自分のお仕事の合間にもこちらのことを気遣っていただいて、温かいお声かけを頂いております。ありがとうございます!)。昨日は、認知症治療棟の90代の女性の患者様が、おそらく職員のせわしく動く異様な雰囲気を敏感に感じ取られ、「私は、寝とってよかっかい、なんかせんばん時は言うてよ、甘えて寝とってよかっかい、ごめんね」と言われ、はっとさせられました。職員の不安は患者様に直に伝わります。心療病院の認定看護師さんのお顔が思い浮かびました。今一度、気を引き締めて、そして心にはゆとりを持って、職員たちの不安にも寄り添いながら、取り組んでいこうと思います。
 
 改めて、平成会が地域の皆さまに支えられていることを実感します。いつの日か、私たちも皆さまに恩返しできるよう、体調管理に留意しながら本日も活動いたします。
       
令和4年2月1日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 

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【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第6報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第6報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月3日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 32名陽性(うち1名は1/27転院)
    昨日、夜間帯で新規の有熱者が4名(37.0℃台3名、38.0℃1名)発生しました。
    今朝平熱となられた方もおられますが、本日この4名の方の抗原検査を実施します。
    すでに感染陽性の方にも有熱者がみられますが、すべて37℃台で、そのうち酸素
   吸入(0.5ℓ)が必要な方は2名です。微熱は基礎疾患や合併症にともなう炎症の遷
   延によるものと考えますが、引き続き、経過観察をおこなっていきます。
 
 認知症治療病棟関連 職員 21名陽性(前日より2名増加)
    増加2名のうち1名は、2/2夜発熱あり、2/3他医療機関で抗原検査を受け陽性。
    もう1名は、1/31発熱あり2/1他医療機関で診断されておりましたが、事務局で
   把握できておらず、ご報告が遅れました。申し訳ありません。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
      1/30  75名実施     75名陰性
      1/31  65名(+1名)実施  65名陰性 (+1名)は、認知症治療病棟関連者
      2/1   4名実施      4名陰性
      2/2   1名実施      陰性
      2/3   1名実施      結果未(1/31抗原検査にて陰性確認。認知症治
                      療棟の勤務に入っておりますので、他
                      病棟への勤務はしておりません。)  
 
 1/26のクラスター発生より10日経ちました。ピークアウトを待ち望んではいますが、現実は甘くなく、新規有熱者、職員の陽性者を認めています。厳しい感染管理を周知徹底し、また、患者様のご病状変化に注意し、診療にあたります。
 
 昨日からの主な動きとしましては、職員の3回目のコロナワクチン接種を再開いたしました。院内感染発生直前から職員の3回目の接種が始まっておりましたが、クラスターという事態となり、中断せざるを得ませんでした。人員不足、陽性者増加のなか、ワクチン接種後の副反応も予想されるため、苦渋の決断ですが、職員の感染を防止するためにも決定しました。ただし、職員の接種スケジュールを勤務時間や体調を含め、慎重に検討したうえで、昨日より7名ずつ接種しております。
 
 病院全体としましては、月初めのレセプト請求の時期となり、非常時の診療状況のため、事務的な業務が混乱を極めています。感染対策にはマニュアルがありますが、裏方の医事、経理、庶務関係には、毎日の目まぐるしい変化に加えて外来部門を担ってもらっており、休みなく頑張ってもらっています。電子カルテではない当院にとっては、つらいところですが、各部署で手伝えることを少しでもサポートしていきたいと思います。
 
 本日まで、DPAT(八代更生病院より1名、あおば病院より2名派遣いただいております。)の方たちに後方支援をお願いすることになっておりました。支援に入っていただいた病棟職員の報告によりますと、うちの職員にとっても大きな刺激になり、DPATの方々から学ばせていただくことが多々あったと聞いております。おかげさまで、患者様方も安心して過ごされたことと思います。今回の派遣の皆さまとは本日まででひと区切りとなりますが、今日1日、どうぞよろしくお願いします。
 当院の状況においては、もうしばらくDPATのお力をお借りしたく、その旨をお伝えしたところ、障がい者支援課のご尽力で、2/7~10の派遣を承諾いただきました。派遣スタッフは、熊本県立こころの医療センターと明生病院から入っていただくとお聞きしています。県内各所で要請の多い中、当院の希望を受け入れて下さり本当にありがたいです。
 自宅療養となっている職員の症状経過は個人差がありますが、1日でも早く回復して、また元気な顔で復帰してくれることを、新しい希望の光として、この窮地をみんなで乗り越えていきます。
 
 ひきつづき八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも関わらず、ご協力をいただいており、心より感謝申し上げます。さらに、多くの皆さまが当院の各部署関係に職員を通してあたたかいご支援、お声かけをいただいており、重ねてお礼申し上げます。
 
 毎日、夕方、作業療法室を対策本部として、看護部長を中心に対策会議を行っています。日中は事務局担当2、3人以外は本部に人の姿はありませんが、夕方それぞれの部署長が集まり報告と情報共有を行います。発生直後は、朝、夕と集まることがありましたが、徐々に体制が整い、それぞれの役割分担も身についてきました。
 今回の認知症治療病棟におけるクラスター発生は、災害発生同様に、情報不足が現状の把握困難につながりました。今ようやく、情報を整理しながら、それぞれのやるべき事柄を全体を俯瞰しながら取り組めています。
 
 各方面の皆さまには、大変なご迷惑、ご心配をおかけしているところですが、失われた信頼を、誠実に、1から立て直すべく、この一大事を、大きな試練とともに成長して生まれ変わる機会と私はとらえています。頭の中の整理をしながら、悪い結果についてもそこに意味を見出しながら、顔を上げて、本日も前に進みます。
 
令和4年2月4日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第5報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第5報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月2日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 32名陽性(うち1名は1/27転院)
    昨日初めて新規の発熱はありませんでした。
    感染陽性の方で有熱者1名、酸素吸入(1~2ℓ)が必要な方は3名です。
 
 認知症治療病棟関連 職員 19名陽性(前日より2名増加)
    増加2名のうち1名は、発熱あり、2/2他医療機関で診断。
    もう1名は軽い寒気があり2/2院内の抗原検査にて陽性を確認しました。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
      1/30  75名実施      75名陰性
      1/31  65名(+1名)実施   65名陰性 (+1名)は、認知症治療病棟関連者
      2/1   4名実施       4名陰性
      2/2   1名実施      陰性
(未検査 残り1名:1/31抗原検査にて陰性確認。認知症治療棟の勤務に入っておりますので、他病棟への勤務はしておりません。)  
 
 ご報告のとおり、初めて新規の発熱を認めず、「ピークアウト」の文字が目に見える距離に近づいてきた?…のだろうか、とはやる心を抑え込んでいたところ、職員の新たな陽性の報告を受け、愕然としました。患者様方の上向きな経過と裏腹に、疲労の蓄積した職員たちのこれからの健康状態が気になります。いつもならタフで元気な職員たちの感染は、疲労からの免疫力低下も否めません。しかし、それ以上に危機感を感じたのは、職員の感染対策です。再度、見直しを致しました。グリーンゾーンの消毒、改めて職員のPPEの状況をチェック、そして何より手指消毒の徹底です。まだ甘いのだ、と忸怩たる思いです。昨日検査結果を受けて自宅待機していく職員が、「すみません」と言いました。感染対策のベテランの職員です。とんでもない、申し訳ないのはこちらの方。心身休めないまま長期化させてしまって、本当に申し訳ない思いです。残る職員は、感染陽性となっていく職員たちの日頃の頑張る姿を知っていますから、だれひとり、責める気持ちはありません。むしろ、心の中で、(少し休んでください、大事にしてください、)と思ったのは、私だけではないと思います。  
 平成会の職員の後ろには支えて下さっているご家族がいらっしゃいます。本当に、ご苦労、ご心配をおかけして申し訳ありません。責任をもって、収束を目指します。安心して勤務、あるいは自宅療養できる環境を併行して整えていきますので、何卒、ご理解のうえ、見守っていただきますようお願い申し上げます。
 不安はあっても、職員は気持ちを切りかえ、それぞれの責務を果たしてくれています。
 指導面の漏れがないよう、環境整備などに不備がないように慎重に見直してまいります。
 
 病院全体としましては、まだまだ人員不足のため、外来業務の縮小(診察診療の縮小・デイケアと作業療法の中止)、入退院の延期など大変ご迷惑をおかけしております。
 朝、さっそうと玄関を入ってこられるDPAT(八代更生病院より1名、あおば病院より2名派遣いただいております。)の方たちのお顔を拝見すると、自分にも気合が入ります。ひきづづき、後方支援を頂きながら、認知症治療病棟以外の病棟の入院患者様へのストレスを最小限に、いつもどおりの毎日を送っていただけるよう努めていきます。病棟内でのレクレーションなど、職員のアイデアを生かし、和んでいただければと思っています。
 
 クラスター発生当初より、八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にもご相談させて頂いたり、ご協力を頂き、心より感謝申し上げます。さらに、私が見えていないところにも多くの皆さまが当院の各部署関係に職員を通してご支援、お声かけいただいていると聞いております。重ねてお礼申し上げます。
 
 昨日は、思いもかけず、はるばる阿蘇やまなみ病院よりお見舞いいただきました。
 理事長の高森先生からは、「いつでも連絡を」とお気遣いいただき、短い会話の中でいろいろな意味のメッセージが心に伝わってきました。目の前のことに抗わず、やるべきことをやっていきます。患者様のご病状の軽快が何よりの喜びです。本日も、全職員、頑張ります。
      
令和4年2月3日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第4報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第4報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
【令和4年2月1日時点】
 認知症治療病棟 入院患者様 32名陽性(うち1名は1/27転院、前日より4名増加)
       新たに微熱の方3名抗原検査施行し、3名とも陽性
       発熱はないが疑われる方2名PCR検査提出し、うち1名陽性
 
 認知症治療病棟関連 職員    17名陽性(前日より2名増加)
       2名増加のうち1名は、前回検査まで陰性でしたが、発熱あり、抗原検査にて陽性の結果
       でした。
       もう1名は認知症治療棟へ勤務後、体調不良のため出勤しておらず、下記の認知症治
       病棟以外の全職員のPCR検査に加えて1/31に提出しております。
 
 認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
       1/30  75名実施      75名陰性
       1/31  65名(+1名)実施  65名陰性 (+1名)は、認知症治療病棟関連者
       2/1   4名実施       4名陰性
        (未検査 残り2名)  
 
 コロナウイルス感染症の内服治療薬が昨日も5名分届きました。発症日をday0とし、経過をみていきますが、できれば早期に使用したいため、微熱の方3名の抗原検査、発熱はないものの、合併症のリスクの高い方2名にPCR検査を実施しました。残念ながら、微熱の方は3名とも陽性でした。また、発熱はないがリスクの高い方1名も陽性でした。どの方も前回までの検査では陰性であった方々です。しかし、大切なのは、新規感染の拡大を少しでも早く確認して患者様の治療を行うことですので、早速、内服可能な3名の方々にはご家族の同意を頂き、昨夕より与薬を開始し、前日から内服開始となった5名の皆さまも含め、8名の方々に大きな副作用などの変化なく順調に経過されています。引き続き、注意深く観察していきます。
 
 認知症治療病棟内は、大きなデイルームとそれを囲むように病室があります。患者様方が自由に歩かれるように病室の前がなだらかなカーブの廊下となっています。現在、日中はほとんどの方が中庭の見えるデイルームで過ごされています。数名の方は、病室で臥床されており、その中で酸素吸入が必要な方は2名です。いずれも今朝は、低流量となっており、報告を受けて朝から何だか元気をもらいました。患者様方のケアを、他部署から色々な職種の職員が一生懸命、お顔と名前を覚えながら、優しく関わってくれています。少しずつですが、病棟内の空気がやわらかくなってきた印象を受けました。
 
 病院全体としましては、まだまだ人員不足のため、本日も外来業務の縮小(診察診療の縮小・デイケアと作業療法の中止)と、DPAT(八代更生病院より1名、あおば病院より2名派遣いただいております。)のお力を借りて、認知症治療病棟以外の病棟の入院患者様へのストレスを最小限に、いつもどおりの毎日を送っていただけるよう努めたいと思います。
 
 クラスター発生当初より、八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも温かい励ましのお言葉、ご協力をいただいており、心より感謝申し上げます。
 
 当院の状況をご心配いただく声や、ねぎらいのお言葉を頂くたびに、申し訳ない気持ちと同じくらい、
1日でも早く皆さまに安心していただくために頑張らねば!という力が湧いてきます。本当にありがとうございます。職員一同、こころと力を合わせて本日も頑張ります。
      
令和4年2月2日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第3報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第3報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。
 早速ですが、昨日からの経過をご報告申し上げます。
 患者様、ご家族様、地域の方々には、当院からの情報伝達が不十分なため、連日ご心配をおかけしておりますが、どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り、対応させていただきます。何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
 令和4年1月31日時点で、入院患者様28名(うち1名は1/27転院)、職員15名(前日より1名増加)の感染が確認されました。
 八代保健所のご指導の下、1月30日実施された75名の職員のうち12名が陰性、残りの63名の提出分は結果待ちの状況でしたが、昨日全員の陰性との報告を受けました。
 31日も引き続き認知症病棟以外の全職員のPCR検査を66名実施し、結果を待っている状況です。残りの検査対象者は6名です。八代保健所・医師会のご配慮で、無理を押して一日に多数の検査をおこなっていただいており、本当にありがとうございます。
 
 結果待ちであった全員が陰性との安堵の知らせもつかの間で、午後、認知症治療棟の職員1名の感染が判明しました。当職員は、初めの病棟関係者一斉のPCR検査にて陰性の結果を受けていましたが、その後、発熱あり、他医療機関において抗原検査にて陽性と判定されました。発熱した時点で病棟への勤務はしておりませんが、一旦陰性と判定された後の感染陽性の報告に詰所内の空気のながれが一瞬止まりました。「明日は我が身」という言葉がみんなの心に浮んだことでしょう。当職員の体調も気になりますが、療養中の職員の健康管理の担当者にしっかりとフォローはゆだねて、気持ちを切りかえて仕事モードに戻しました。
 
 クラスター発生の認知症病棟につきましては、昨日待望の内服治療薬が5名様分到着しました。薬剤部が機転を利かせて立ち回ってくれたおかげです。本薬剤の流通が不安定とのことで、保健所からもご心配いただきました。ありがとうございます。
 何分、新薬であり、適応、効果、副作用についてまだわかっていないリスクがあります。しかし、高齢で、合併症をお持ちの患者様に1日でも早く元気を取り戻していただくために使用することを、それぞれのご家族様にご連絡し、同意いただいた上で昨夕より開始いたしました。幸いこれまでのところ、5名様ともアレルギーなど急性の変化はみられておりません。内服の場合、使用したい患者様の中で嚥下状態の良い方となると、限られてきます。また、発症から6日目以降に開始した場合は有効性が裏付けされていないことから、それぞれの患者様によって、使用可能な期間がさらに限られます。新薬に期待しながらも、患者様にとって有害事象が出現しないか、効果がみられない可能性もあるのではないか、という緊張感をもって、注意深く、観察してまいります。
 入院患者様のご家族におかれましては、ご心配をおかけして申し訳ありません。できる限り、職員よりお電話にてご病状やご様子をお伝えするよう努めておりますが、まだまだ不十分と思います。何時でも結構です。ご心配な場合はいつでもご連絡ください。その時間に対応できない場合は、後ほどこちらから折り返しご連絡いたします。どうか、ご理解ご協力のほどをお願い申し上げます。
 
病院全体としましては、昨日は月曜でもあり、外来業務の縮小(診察診療の縮小・デイケアと作業療法の中止)については、皆様に大変ご迷惑をおかけしました。今後しばらくは、この体制かと思われます。外来・入院での精神科疾患の診療に最も大切な、患者様方との対話ができていない現状を、大変心苦しく、申し訳なく思います。現在、医師はそれぞれに役割を持ち、患者様の診療に携わっておりますので、ご病状の変化など、躊躇されずに、近くの職員にお申し出ください。できる限り迅速に対応いたしますので、どうぞよろしくお願いします。
 
 クラスター発生当初より、八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも親身になってご協力いただいており、心より感謝申し上げます。
 昨日からのDPAT(益城病院、八代更生病院より4名)派遣に引き続き、本日はあおば病院より貴重なスタッフを派遣していただくことになっています。どこの医療機関でも職員不足のある中、この窮地を救ってくださる皆さまに感謝、感謝の毎日です。ありがとうございます。この数日間、一緒に働く仲間がいる、人がいるだけでこんなに安心できるものなんだとつくづく感じています。
 
 クラスター発生時には、熊本県感染管理ネットワークを通じて、くまもと心療病院から感染管理認定看護師の方が駆けつけて下さいました。的確なアドバイスと落ち着いたお話しぶりで、不安で舞い上がっている私たちを、ふんわり軌道修正していただきました。(その後もご自分のお仕事の合間にもこちらのことを気遣っていただいて、温かいお声かけを頂いております。ありがとうございます!)。昨日は、認知症治療棟の90代の女性の患者様が、おそらく職員のせわしく動く異様な雰囲気を敏感に感じ取られ、「私は、寝とってよかっかい、なんかせんばん時は言うてよ、甘えて寝とってよかっかい、ごめんね」と言われ、はっとさせられました。職員の不安は患者様に直に伝わります。心療病院の認定看護師さんのお顔が思い浮かびました。今一度、気を引き締めて、そして心にはゆとりを持って、職員たちの不安にも寄り添いながら、取り組んでいこうと思います。
 
 改めて、平成会が地域の皆さまに支えられていることを実感します。いつの日か、私たちも皆さまに恩返しできるよう、体調管理に留意しながら本日も活動いたします。
       
令和4年2月1日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
 
【平成病院】 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第2報)
 
平成病院 新型コロナウイルス感染症クラスターについて(第2報)
 
 この度は、当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきまして、さらに感染の拡大を認め、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
 また、地域の皆さまにも多大なご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。本日より、改めて外来縮小について提示いたしますが、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
 令和4年1月30日時点で、入院患者様28名(前日の訂正)、職員14名(前日より1名増加)の感染が確認されました。八代保健所のご指導の下、昨日75名の職員のPCRを実施しました。うち12名が陰性、残りの63名の提出分は結果待ちの状況です。本日も引き続き認知症病棟以外の全職員のPCR検査を実施予定です。
 
 クラスター発生の認知症病棟につきましては、認知症の患者様のマスク着用は困難であるため、病棟全体をレッドゾーンとしてとらえ、他部署からの応援の職員を導入し、さらに感染対策を強化し、見守りや治療を継続しています。
 入院患者様のご家族におかれましては、ご心配いかばかりかと存じます。できる限り、職員よりお電話にてご病状やご様子をお伝えするよう努めておりますので、どうか、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 
 職員の感染につきましては、コロナ感染対策として、「これまでの通常の概念」を、感染対策あっての日常を、「新しい通常の概念」として周知し、当院独自の感染対策のフェーズを作成し、慎重に慎重を重ね対応してまいりましたが、このような事態となり、コロナウイルス感染防御の厳しさと、さらなる対策強化の必要性を痛感しております。
 今回、感染対策の最前線で頑張っていた職員たちの陽性の結果を受け、私たちもショックを隠し切れませんが、自宅療養となった職員の思い、そのご家族様のご心情に報いるためにも、全職員力を合わせて、1日1日最大限に努力してまいります。
 
 病院全体としましては、認知症治療棟への職員導入のため、外来業務の縮小(診察診療の縮小・デイケアと作業療法の中止)を行います。また新規入院については、各病棟の職員のPCR検査結果を確認後、再開予定です。
 
 クラスター発生当初より、八代保健所、八代医師会、県の障がい者支援課、熊本県精神科協会の皆さまには、大変ご多忙な中にも親身になってご協力いただいており、心より感謝申し上げます。昨日からの、認知症病棟以外の職員の一斉PCR検査に引き続き、DPAT導入にも迅速に動いていただきまして、早速本日より、益城病院、八代更生病院より貴重なスタッフを計4名派遣していただくこととなり、心強い限りです。ありがとうございます。
 
 青い防護服だらけの殺伐とした認知症治療棟のなかで、患者様のほっこりとした笑顔に心が救われます。「患者様の命を守る」という使命を、深く心に刻んで、本日も活動いたします。  
       
令和4年1月31日 
   医療法人社団 平成会 
理事長 新井浩子 
<<医療法人社団 平成会 平成病院>> 〒866-0895 熊本県八代市大村町720-1 TEL:0965-32-8171 FAX:0965-32-8172