この度当院で発生しました新型コロナウイルス感染症クラスターにつきましては、発生より今もなお収束に届かず、患者様、そのご家族様をはじめ、各関係機関の皆さま、地域の皆さまには大変ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
ホームページを通して、経過をお伝えしておりますが、十分にお伝えできず、連日ご心配をおかけしております。どうぞご不明な点などございましたらお申しつけ下さい。できる限り対応させていただきますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。
【令和4年2月10日時点】
認知症治療病棟 入院患者様 40名陽性(うち2名転院。前日より2名増加)
昨日は、2名の方の検査を実施し、いずれも陽性の結果でした。
1名の方は、これまで2回の抗原検査、2回のPCR検査にて陰性でしたが、基礎疾患あり院内感染以前より治療中の方です。昨夜から、急速に呼吸状態の悪化あり、本日、八代保健所にもご協力いただいて、専門医療機関にご紹介となりました。
もう一人の方は発熱はありませんが、これまでの検査で陰性で、小康状態を保たれていたため、内科病棟への転棟を検討してPCR検査を実施しました。しかし、陽性の結果となりました。ご家族様には、本当にご心労をおかけするばかりで申し訳ありません。お任せいただいている責任をしっかりと肝に銘じながら今後の治療を継続します。
また、このほか陽性となられている患者様では、有熱者1名あり、酸素吸入の必要な方が1名お
られます。ひきつづき経過観察を続けます。
認知症治療病棟関連 職員 23名陽性(前日より増加なし)
本日までに14名が復帰しております。市中感染がはびこる中で、幸いまだ感染していない職員もまた、緊張の日々を送っています。療養中や復帰後の職員たちのみならず、全職員の心身のケアをどのようにおこなっていけるかも大切な課題であると思っています。
認知症治療病棟以外の全職員のPCR検査結果
実施期間(1/30~2/3) 計146名実施 すべて陰性
本日は休日で、病院全体の大きな動きはありません。
なお、今日は休日にもかかわらず、益城病院の犬飼理事長にお見舞いいただきました。
益城病院におかれましては、熊本地震を被災されたのときのご苦労は、私たちが伝え聞くこと以上に、本当に、様々なことがあられたと思います。とうてい、私たちの想像の及ぶところではありませんが、その時当院から、院長とほか職員数名で、発電機をお持ちしたことを今も心に留め置いて頂いており、「恩義は忘れることができません。」と言われました。そして今回の当院の状況を深くご心配いただいており、すでにDPATでも大変お力をお借りしています。職員一同、感謝の言葉もございません。本当にありがとうございます。
うららかな日差しや青空は心を和ませてくれます。心はいつも簡単に不安や恐れにさらされますが、自然はいつも変わらずそこにあり、ふと我に戻してくれます。
昨日、精神科一般病棟で、後方支援を頂いたDPATの方たちが帰られるときに、「明るくていい病院ですね。」と言ってくださいました。精神科一般病棟で笑顔で頑張ってくれている職員たちの顔が浮かび、ありがたい気持ちとともに、平成病院の一人として、素直にうれしい気持ちになりました。ありがとうございました。
悲しみや不安はみんなで分かち合いながら、そして喜びは小さな一つにも勇気づけられる毎日です。
集中力を切らすことなく、頑張っていきたいと思います。